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【鹿児島】Day3 屋久島一周【屋久島】

屋久島行ってから早四半期が過ぎ、記憶も曖昧になってきて、鉄はやはり熱いうちに打たねばならぬしラーメンものびる前にすすらねばならぬなぁと、早くブログを更新しなかったことを悔いつつもこの日を書き上げれば屋久島編は終わりだと、錆び付いた重い腰をよいしょと上げればぎっくり腰。そんな蝸牛のように遅々として進まないブログ更新。本日、何とか書き上げました。


前置きはそれぐらいにして、今回は屋久島を一周した日のお話。

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そうは言ってもこれを書いてる2018年6月現在の僕の記憶は混濁のうずのなかにあって、もしかしたらあることないことごちゃ混ぜにして、さながらカタルーニャの少女が見る夢のように、模糊で曖昧な内容になっているかもしれないことをあらかじめご容赦いただきたい。

この記事内での屋久島は実在する人物・土地・団体とはいっさい関わりのない空想上のものなのである……。


さて、前置きに前置きを重ねたところで、目が覚める。

昨日までの体の不調はかなり改善したようで、滝のごとく流れてきていた鼻水も落ち着きを取り戻していて、空は青く澄み渡り、太陽は島を明るく照らしている。

この日の朝食をどうしたか正確には覚えていないが、前日夜に、翌日の朝ごはんを買おうとしてGoogle マップを頼りにスーパーを探し求めたのはいいものの、そこにあるはずのスーパーが無くて無駄に歩き回ったことは覚えている。そこから推察するに、どうやら朝食らしい朝食にはありつけずに補給食の類を食べてお茶を濁したのでは無かろうか。

とりあえずおなかにものを詰めて、宿を後にして要らない荷物は屋久島観光センターの前にあったロッカーに詰め込んで反時計回りに走り出した気がする。(フェリー乗り場にもロッカーはあるけど、乗り場があく前に走り出したかったから使えなかったのです)


宮之浦の集落からでるとすぐにこんな感じ。島だから、外周沿いだから、アップにダウンにアップダウン。人生のように起伏のある道の連続である。
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屋久島は海のすぐそこまで山が迫っていて、そのヘリに道が作られている。そんな地形なもんだから道路は山の尾根と谷に沿ってくねくねと曲がりくねる。
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たまたま、そう、本当にたまたまなんだけれど、前日に宿でテレビを何の気なしに眺めていると、BSで「空から日本を見てみよう」が放送されていて、しかもそれが屋久島回だった(!)

とりあえず屋久島を一周しようとしか考えておらず、特に立ち寄る場所も考えていなかったものだから、これ幸いと食い入るようにテレビにかじりつき咀嚼して、「近頃のテレビというのは雑味が混ざっていて大変遺憾。ブラウン管のころの素朴な味わいに戻していただきたいものだ」だなんて呟いて、嘯いて、立ち寄りスポットを選定していった。

立ち寄りスポットその1に向かうために、外周道路をそれて集落のなかへ。もふみ毛玉たちがお出迎え。
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防波堤がなければそのまま奥にスーッと流れて行って、そのまま気づけば海と空との境界を超えてどこまでもどこまでも流れて飛んでいきそうなそんな青い空と青い海との間を漂う漁船たち。昨日のこれでもかと食したトビウオたちはこの漁船に捕まえられているのだろうか。
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そうそう、こちらが立ち寄りスポットナンバー001。志度子ガジュマルパーク。ガジュガジュでマルマルでへんてこりんで愛すべきガジュマルたちがこれでもかと出迎えてくれる実に南国めいたスポット。着いた時にはまだ開園前だったから表でぶらぶらとして暇をつぶしておく。
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表でうだうだとして、日陰でのびのびとして、広々としたお手洗いでプルプルしていると開園時間になっていた。ぷるぷるしつつ入園するとデデンとガジュマルさんがお出迎え。何をどうしたらこんな造形になるのか。
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枝が根っこが縦横無尽に駆け巡る。思春期の拗らせた高校生だってここまで複雑にはねじれないんじゃなかろうかと思わせるほどのねじれっぷり。
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枝の途中から根っこが束のように降りてきて、それが地面に達するとそこに根を張り、垂れてきていた細い根っこはいつの間にか幹になって、そうしてガジュマルは横へ横へと伸びていく。横に伸び伸びた結果「歩いて」しまうこともあるらしいガジュマルは正に精霊の住む木。
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このブログでは何度も何度も言っているけれど、葉っぱはやはり透過光で撮影するに限る。
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根っこの部分をアップで写すとこんな感じ。ホントに細い細い糸のような根が束になって地面に向かって重力にのっとって母なる地球に向かって伸びている。
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ガジュマルの醸し出す未知に満ち満ちた宇宙的な雰囲気にのまれ、大宇宙空間に投げ出された一行は一筋の光を頼りに歩みを進め、ガジュマル公園を後にしたのである。がじゅまる。


意気揚々と再出発した一行は、しかしてすぐに歩みを止めることとなる。海がこんなに青いんだから仕方ない。
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防波堤と灯台と、遠目にうっすらと見えるは硫黄島だろうか。鬼海カルデラの一部をなす彼の島は今でも噴煙を上げ続けている。
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そもそもこの辺りは鬼海カルデラに姶良カルデラに阿多カルデラと、とにかく巨大なカルデラが多く存在し、地球規模で見ても地球規模で考えても火山活動が特に活発な地域といえる。できれば地球氏には大人しくしておいていただきたいのだけれど、はてさて。

そんなことを悶々と考えている横でこばさんは写真を撮っている。小難しいことを考えても仕方ないのかもしれない。
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なにより、今日は空も青いし、海も負けじと青いのだから。
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嶋というのは得てしてアップダウンが多いもので、よくよく考えれば海の水を全部抜けば島だったところは山になるわけだからアップダウンが多くて当然と言えば当然なんだけれど、理屈が分かったところでアップダウンがきつい事には変わりない。だけれども、こうしてなんとか登りを終えたところから見える景色というのは大方の場合私たちの目を楽しませてくれるから、口では色々言いつつも、こうした海岸線走りたくなるのかもしれない。
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こちらはおそらく口永良部島。2015年に噴火した島。地球氏、落ち着いてください。
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永田の集落に入る。ここらで補給食を買いたいと思いgoogle mapで検索するも、出てきた商店の場所にはなにもなく(閉まっていたのだっけか。早くブログを書かないからすでに記憶がおぼろげなのである。ゆるして。)、手持ちに不安を抱えたまま西部林道へとかじを取った。次の集落までは20kmあまり。林道で登らされるというのに…。
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さてさて、西部林道へと入っていく。林道の途中に茶屋とかないかしら。ないか。
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道の脇には南国めいた葉っぱと苔むした岩と清流が流れている。ちなみに登りはそこそこしんどい。
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道の脇にはヤクシカとサルが佇んでいる。ちなみに昨日の夜はヤクシカを喰らったのだった。
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非常にお腹が空いた状態で、昨日の晩御飯の横を通り過ぎる。お腹すいたお腹すいた。
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西部林道は正に野生のワンダーランドといった感じで、いたるところにシカやらサルやらがたむろしている。コーナーを抜けたら彼らがいるだなんてこともあるから、たとえ下りであってもスピードを出しすぎないようにブレーキングしながら進んでいった。

何度かの登りと何度ものカーブを超えて、空腹にあえぎつつも西部林道をようやっと抜ける。道も開けたところで下りに身を任せようと思ったけれど、ふと来た道を振り返ると、今すぐここを立ち去るだなんてそんな勿体ないことはできなかった。
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ちなみに西部林道を走っている際に対向車も二台くらいやってきたので、道も狭いしブラインドカーブはホントに気を付けて。

道路は走るよどこまでも。
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最高にお腹が空いた一行は粟生に向かってひた走っていたのだけれど、下りの橋を渡っているとき左に一瞬チラッと見えた大きな滝が気になった。

こばさんも気になったようで「寄ってみよう」と。これはやはり行くしかないでしょう。そうでしょう。どうでしょう?

道路わきの若干細い下り道(帰りは登らなあかんのかと軽く鬱になりながら)をするすると下って、それっぽいところに自転車を置いて、クリートをカチカチいわせながら瀑布の方へ歩んでいく。

うん…やっぱり……遠目で見たときから思ってたけど、近くで見るとめちゃくちゃでかいなこれ!
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人との対比でわかる大きさ。この滝、大川の滝というらしいのだけれど日本の滝百選にも選ばれているのも納得のスケール感。
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マイナスなイオンを浴びつつ、しばしまったりしていたけれど、絶景でおなか一杯という言い回しはあっても、人間はやはり空腹には抗えないようで後ろ髪をひかれつつ自転車に再度またがった。

お昼ご飯に向かってアタックアタックアタックをかけまくったところ、気づけば粟生の集落に到着していた。この先、東シナ海。
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この粟生の川が美しくって、本エントリの冒頭の写真も粟生の写真。空腹を一瞬忘れて写真をバシバシとってしまうほどに粟生は美しかった。
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温暖な気候からか既に桜も咲いていた。景色もいいし、花は咲き乱れているし、もしかしたら粟生は桃源郷なのかもしれない。
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そんな桃源郷こと粟生で念願のお昼ご飯を頂く。おじゃましたのは手打ちそば 松竹さん。こばさんのおすすめだそうで。
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店内は田舎のおばあちゃんちにあそびにきたかのような何ともいい雰囲気。これは期待が高まります。
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注文したるは天丼と蕎麦のセット。
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天丼の具は海の幸と山の幸(山菜)をバランスよくのせ、天つゆをかけた完璧な一品。はいもう見た目で勝利を確信。いただきます!!
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ごちそうさまでした!(この間一秒)

詳しい味とかは正直四か月たった今ではあんまり覚えてないんだけど、とにかくおいしかったことだけは覚えてるから屋久島に行く機会があればぜひに。

お会計時にお菓子をもらったりなんかしてお店に向かって手を合わせつつ再出発。あんまりにも天ぷらがおいしかったものだからご飯を追加でオーダーしたことがたたったのか、若干胃が苦しくなったのはここだけの話だ!
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五角形の形をしている屋久島の一番下のボトムラインへとはいると風が向かい風に近くなる。ちなみに西部林道から粟生の先くらいまでが五角形の第二辺。

風は確かにきついのだけど、宮之浦から見えた山々とは山容が大きく異なるもんだからみていて飽きない。
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そんな屋久島の南側の山々で一番気になったのがモッチョム岳。写真真ん中らへんの大きく切り立った岩肌がトレードマークの山である。
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急峻な岩肌がむき出しという点では戸隠に近いものがある。どうやら僕は下から眺めている分には岩肌むき出しの山が好きなのかもしれない。
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島南部の集落ではぽんたんとたんかんを作っているみたいで、「ぽん・たん館」というなんともそのまんまな直売所で短缶ジュースをいただく。濃厚でウマー。風とアップダウンで疲れた体に染み渡りますわぁ。
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「ぽん・たん館」の向かいにある階段を下っていくとあるのがトローキの滝。海に直接注ぐ海岸瀑はかなり珍しいんだそうで。
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トローキの滝は太平洋(あるいはフィリピン海)へ向けて流れ出ている。この先はおそらくニュージーランド。行ってみたい。
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リスタートを切ってしばらくすると海に向かっていくダウンヒル。頭を低くして空気抵抗を減らしてこばさんがかっとんでいきます。
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そして島で宮之浦に次いで大きな安房の集落に。九州最南端のモスバーガー(とおもったけど奄美にも出店してました)。
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そのまま屋久島空港を横目にウイニングラン。おおよそ100km1350m↑でした。
スクリーンショット (1)

朝ロッカーに入れた荷物を回収して、しばらく観光センターのベンチでのんべんだらりとして実家にお土産を購入。帰りは高速船で鹿児島まで。

フェリーが鹿児島に着いたら、若干小雨にぱらつかれながら鹿児島中央駅まで。鹿児島駅で更にお土産を買い込んで改札口でこばさんとはおわかれ。また日本のどこかで会いましょう(この二か月後くらいに博多で会ったのは別の話)。
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九州新幹線のゆったりした座席に沈み込み、お土産屋のおばちゃんにおまけでもらったさつま揚げをつまみながら今回の旅に思いを馳せる、こうした旅の終わりの時間がなんとも寂しくも心地よい。もしかしたらこの感傷に浸る時間のために旅に出るのかもしれない、だなんて考えながら瞼がゆっくり下がっていった。

おわり。

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